リネンとは フラックス(亜麻)という麻の仲間の草の茎からできた繊維です。
麻には たくさんの種類があり、亜麻(リネン)の他に 大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)、苧麻(ラミー)、洋麻(ケナフ)
などがありますが、 その中でリネンのグレードは別格なのです。
リネンの歴史は非常に古く、BC5000年のエジプト王朝にさかのぼり、
ヨーロッパを経てアメリカ大陸を渡り今日まで全世界で愛用されています。
日本では 古墳時代から 大麻(ヘンプ)、苧麻(ラミー)が栽培され
明治に入ってから 亜麻(リネン)が栽培されるようになりました。
なので 麻といえば 苧麻(ラミー)を指すことが多かったようです。
日本では 亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)で出来た生地は 「麻100%」と表記しても良いことになっていて
リネン(亜麻)100%とは限りません。
いつの頃からか リネンよりも手ごろな価格の綿素材が多くを占めるようになりましたが
リネンは 綿に比べて高価ではありますが とても丈夫で吸湿性があり、また速乾性に優れています。
最近では その優れた性質、ナチュラルな風合いで ファッションやインテリアに人気がでてきました。
*リネンの魅力
リネンは吸湿性、速乾性ともに優れており
お洗濯の際には生地の中に雑菌を残さずパリッと乾き いつまでも清潔を保ちます。
耐久性にも優れていて 水に濡れるとさらに強度が増します。
なので毎日洗って絞って使うキッチンクロスにピッタリですね。
また毛羽が残りづらいので 食器や透明なグラスなど きれいに磨き上げることが出来ます。
きっと10年、20年、大切に大切に使えば 一生使えるかもしれません。
そんな丈夫なリネンの風合いは独特で、ナチュラルな風合いの中に優雅で控えめな光沢があり
しっとりとした上品さももっています。
シワになりやすいですが、普通なら懸念されるシワも こんな魅力的なリネンなら許せますね。
もし どうしてもシワが嫌なら、お洗濯した際 シワを伸ばしてから干し、
まだ生渇きの状態でアイロンをかけると パリッときれいにシワが伸ばせます。
アイロンをかける際は 中温以下でかけるのが良いです。
洗濯するほどに 使い込むほどに 柔らかくなり手に馴染んで
心地よい肌触りになり 愛着もひとしおです。
こんな魅力あるリネンだからこそ 大昔からずっと人々に愛され
使われ続けてきたんですね。
*リネンのお手入れの仕方
リネンはとても丈夫で 手洗いでなく洗濯機でジャブジャブ洗えます。
ただリネンは生地の特性上、最初のお洗濯で3−10%縮みますので サイズの決まったものに使う際には
必ず 水通ししてから裁断縫製してください。
(水通しの仕方)
たっぷりのお水に4〜5時間から半日ほど浸し、少し絞って日陰で干します。
脱水機にかける場合には 1〜2分 ほんの少しだけ。
そして生渇きの状態でアイロンをかけます。
タテ地とヨコ地を軽く引っ張りながら生地が垂直になるようにかけます。
生地が乾ききってしまった場合には たっぷりと霧吹きするか もう一度軽く水につけてから やり直します。
そして、長く大事に使うには 少し注意点があります。
*漂白剤、蛍光剤が入ってない洗剤を選んで使った方が生地を傷めず長く使えます。
*干す際には陰干しするのが良いです。
直射日光にあたると 日焼けして変色したり生地が傷んだりします。
*タンブラー乾燥(乾燥機)は避けてください。
*アイロンをかける時は 中温以下でかけます。
生渇きの状態でかけると パリッときれいにシワが伸ばせます。
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